ScratchでMinecraft建築 ~村人の家~
Minecraftの村に自然生成される村人の家をScratchを使って作成してみました。
今回はこの家を参考にして作成します。
「Scratch3.0改」の「ヘルパーが無いモード」を使用したので、下記制限があります。
・用意されているブロックのみ使用可能
・ベッドやドアなど2ブロック分のサイズのアイテムは設置できない
・階段など設置する向きの設定ができない(西向き・東向きなど)
実際にプログラミングで作成した家です。
ドアの設置ができないのと、入り口に階段が設置できないためハーフブロックを設置しました。
ブロックの設置方法
「ブロック設置」という名前でブロック定義を作成します。
下記を引数にしています。
・x0:xの開始座標
・y0:yの開始座標
・z0:zの開始座標
・x1:xの終了座標
・y1:yの終了座標
・z1:zの終了座標
・ブロック:設置するブロック
このブロック定義で行いたい内容は(x0,y0,z0)の位置から(x1,y1,z1)の位置まで指定されたブロックで埋めるという処理になります。
Minecraftでは東方向がx座標プラス、南方向がz座標プラスになります。
下記のように実行すると(1,1,1)座標から(3,3,3)座標までをオークの板材で埋めることができます。
下記が実際に設置された結果です。縦横高さ各3個のブロックが設置されました。
このブロックを設置する定義を使用して家の建築に必要なブロックを設置していきます。
家の建築
実際に家の建築をしていきます。
ここでは床、柱、壁、窓、屋根、入り口、階段に分けて記載していきます。
床を設置します。床はシラカバの板材を縦横3×3個設置します。
柱を設置します。柱は床の各角に4個の高さで設置します。
壁を設置します。窓やドアの箇所は後ほど置き換えるので、ここでは4面全てを丸石で埋め尽くします。
窓を設置します。正面からの画像では見えていませんが、左右と奥の壁の真ん中にガラスを設置します。
完成後に裏から見るとこのように設置されています。
屋根を設置します。屋根は1段ずつ順に設置します。
一番下の段は、7×7個を柱と壁の外側の位置から設置します。
二段目、三段目はそれぞれ5×5個、3×3個で設置します。
入り口を開けます。入り口はブロックが何もない状態にするのですが、プログラミングでは「空気」を設置します。
入り口に階段を設置します。石のハーフブロックを1個設置します。
以上で村人の家が作成できました。
今回はxyz座標を固定で作成しましたが、下記のように相対座標にして全てのプログラムをまとめて実行すると様々な位置に同じ家を簡単に建築することができるようになります。
Scratchでは制限があり設置できないブロックも多くあるので、より多くの建築をしてみたい場合はPythonで建築しているこちらの記事も参考にしてください。
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